Mōri is participating as a discussant after the lecture at Waseda University on 8th March. English-Japanese interpretation is available.
現代哲学の課題とガタリ思想
Félix Guattari’s thought and issues in contemporary philosophy
1.公開研究会(京都)
「ドゥルーズを超えるガタリ ̶ 後期ガタリ思想の再検討」
日時:2024 年3 月2 日 14 時~17 時
場所:龍谷大学 和顔館4 階第2 会議室(深草学舎)基調講演:カルロス・A・セゴヴィア(SLU-Madrid)
司会:杉村昌昭コメント:近藤和敬(大阪大)・村澤真保呂(龍谷大)主催:龍谷大学国際社会文化研究所
言語:フランス語・英語(通訳なし)
2.シンポジウム(東京)
「ガタリ再考 ̶ 新実在論以降の動向を踏まえて」
日時:2024 年3 月8 日 14 時~17 時
場所:早稲田大学16 号館4 階401 教室(早稲田キャンパス)
基調講演:カルロス・A・セゴヴィア(SLU-Madrid)
報告:清水知子(東京芸大)・檜垣立哉(専修大)・毛利嘉孝(東京芸大)
コーディネータ:伊藤守(早稲田大)・村澤真保呂(龍谷大)
主催:龍谷大学国際社会文化研究所 共催:カルチュラル・スタディーズ学会
言語:英語・日本語(通訳あり)
問い合わせ先:murasawa@soc.ryukoku.ac.jp(村澤宛)
聴講無料・申し込み不要・オンライン配信
フランスの精神療法家・社会活動家・思想家として活躍したフェリックス・ガタリ(1930~1992)は、ジル・ドゥルーズとともに現代思想を牽引した人物として知られています。しかし職業哲学者であったドゥルーズの著作が専門的な哲学研究の対象とされているのと異なり、ガタリの思想はもっぱら精神療法や社会運動の分野で扱われることはあっても、しばらく哲学研究の対象とみなされない傾向がありました。しかし近年、グローバル化による政治・経済的問題や環境問題の深刻化などを背景に、ガタリ思想を再評価する動きが生まれ、没後30 年を過ぎてその流れは世界的な広がりを見せつつあります。今回はスペイン人哲学者であるカルロス・A・セゴヴィア氏を招き、古代ギリシャ哲学から新実在論にいたる哲学史と現代世界の諸問題を踏まえた幅広い観点から、国内の複数分野の専門家諸氏とともにガタリ思想を再検討します。皆様のご参加をお待ちしています。
カルロス・A・セゴヴィア Carlos Andrés Segovia1970 年生。スペインの哲学者。セントルイス大学マドリード校講師。包括的なガタリ研究で知られるほか、古代哲学から現代思想にいたるまで幅広い思想研究と現代の哲学状況についての鋭い論考で近年注目を集めている。なお、父親は「現代クラシック・ギター奏法の父」として有名なアンドレス・セゴヴィア(1893~1987)。
本企画に関連する著作は以下。● Dionysus and Apollo After Nihilism: Rethinking the Earth–World Divide, Brill Academic Pub, 2023.( ニヒリズム以後のディオニソスとアポロ:大地と世界の分割についての再考 )● Guattari beyond Deleuze: Ontology and Modal Philosophy in Guattari’s Major Writings, Palgrave Macmillan, forthcoming.(ドゥルーズを超えるガタリ:ガタリ主著作における存在論と様相哲学)